おちくんのきままなプライベートブログ

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超発想法を読んでみた

超整理法」で有名な野口悠紀雄の「超発想法」を読んでみた.この本はいちおうビジネスマンを対象としているようだが,研究者にも大いに参考にできる.というより,研究者にとってはある意味当たり前のことを書いているんだけど,あらためてそれを文章化してくれるとうれしいものだ.読んでいくたびに,「そうそう!」「そのとおり!」っというように,同感できるところが大いにある.発想というのは,知識なくして成り立たないし,日頃そのことに関して考えているから,発想ができる.それも,全く関係ないような意外な状況で,無意識に突然やってくる.....

どうやら発想と言うのは,意識的に獲得した知識が無意識のうちに組み合わされたもので,あるきっかけで無意識の世界からやってくるらしい...なんとなくわかる気がする.

研究活動というのは,ほとんどの状況で発想が必要といっても言い過ぎではないだろう.論文を書くときも,アイデアを考える時も....特に,教育工学の分野は他の工学系の研究と比べて数値的評価だけでは有効性を示せないので,新規性(新しい発想)を主張する理論武装が重要となる.

「超発想法」を読んで,発想を効率よく引き出すコツが見えてきた気がする.つまり,気分転換が大切ということ!365日同じような生活をしていてはだめで,研究以外の時間が大切なのだ.時間が惜しいと思うかもしれないけど,バックグラウンドで無意識の自分が理論的な考察をまとめてくれるわけだから,まったく問題ない.