若手の会参加

教育システム系の若手の会に参加．今年で１１回目くらいの参加になる．
今回は研究をすすめる上で参考になる書籍の情報を整理するというのがテーマだった．
いろいろな分野の人が集まるわけだから，いろいろな本が集まるであろうということを期待したが．．．．

まあ，それなりに多様な本が出てきたが，正直言えば予測可能な範囲の種類の本が多かったかな．
評価系とか心理系の本とかは興味深い本はいくつかあったけど，工学系の研究者が多かったから似たような本の集まりだったような気もする．

が，個人的に一番ひっかかったのが，数学系や解析系の本が少なかったということ．アイデアと実装（プログラミング）の間のプロセスを範疇にした本が欠けてるんだよね．先日のチュートリアルに参加したばかりだったからなおさら思ったんだけど，知的な処理を実現する際に利用する解析処理技術やそのバックボーンになっている数学的な知識の話が抜けてる気がする．ただ単にツールを使うだけではなくて，そのツールでのバックで何が行われているのかをしっかり理解しておく必要がある気がする．

ま，なーんてえらそうなこと言ってるけど，そういう自分もそういうのに今まで逃げてたからね．これは自分に言い聞かせているわけだ．