おちくんのきままなプライベートブログ

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娘への手紙

お腹の中に新しい命が芽生えたとわかった時、お母さんはお仕事でしばらく日本を離れるときでした。お腹の赤ちゃんは無事に育つのだろうか、お母さんもお仕事ができるのだろうかとお父さんはとても心配していました。
お母さんが無事に帰ってきてからは、いつもお腹をさすりながら玉のようにかわいい赤ちゃんが生まれますように。元気に産まれますようにと願っていました。
でも、お母さんのお腹が大きくなった時、赤ちゃんが出てくる出口がふさがっていることがわかりました。赤ちゃんが産まれるには手術が必要だけれど、血がたくさん流れてお母さんが死んでしまうかもしれないとお医者さんはいいました。
手術の間、お父さんは祈っていました。お母さんも死ぬ思いをしながら、手術をがまんしていました。そして、無事に2人の顔をみることができた時は、二重の喜びを感じたのです。